
メタマスクって何ができる?
初心者でも始められる?
スマホでもできる?
注意点は?
本記事ではそんな悩みを解決します。
メタマスク(METAMASK)でできることや登録方法について、キャプチャ画像付きで初心者でもわかりやすいように解説します。
登録後に行うべきセキュリティー対策等も含めて解説していきますので、本記事を読めば安心してメタマスクを始められますよ!
- メタマスクとは仮想通貨やNFT用のデジタルウォレット!
- スマホかPCがあれば使用可能!
- 登録は誰でも無料で5分もかからない!
- NFT売買やDefiなど様々なサービスに活用できる!
- セキュリティー対策に注意が必要!
メタマスクとは?


メタマスクとは仮想通貨やNFTをネット上で保管・管理・送受信することができるデジタルウォレットのことです。
2022年3月にはユーザー数3,000万を突破しており、世界的で最も人気のウォレットと言えるでしょう。
また、各種WEBサイトに接続させることでブロックチェーンを使った様々なサービスを利用することが可能です。
イーサリアムのブロックチェーンを基軸としておりイーサリアム系の様々なブロックチェーン上の仮想通貨を一括で管理できます。
2020年からはアプリ版もリリースされスマホでの使用も可能になりました。
- イーサリアム
- BSC(バイナンススマートチェーン)
- Polygon(MATIC)
- Fantom
- Avalanche
その他多数のブロックチェーンに対応しています。
※ビットコイン、ソラナ、リップルなどのブロックチェーンには対応していません。



メタマスクは凡庸性が高く様々な場面で使用できるため、これから仮想通貨を触っていく初心者の方にも必須のツールだよ!
メタマスクで何ができる?


メタマスクでできることは主に以下の通りです。
1つづつ概要を説明していきます。
① 仮想通貨・NFTの保管・送受信
デジタルウォレットとしての基本的な機能です。
自分のメタマスクのアドレスを使用して仮想通貨やNFTの送受信や保管が可能です。



ネット上に自分の財布を持っているような感覚で使えるよ!
② WEBサイトとの接続
メタマスクを各種WEBサイトに接続することで様々なWEB3.0サービスを利用することができます。
主には以下の4種類のサービスを利用します。
接続先:DEX(分散型取引所)
できること:Defi
代表サイト:PancakeSwap、UniSwap
接続先:NFTマーケットプレイスに接続
できること:NFT売買
代表サイト:OpenSea
接続先:BCG(ブロックチェーンゲーム)
できること:ゲームプレイ
代表サイト:Axie Infinity
接続先:ローンチパッドサイトに接続
できること:上場前の仮想通貨を購入
代表サイト:DAOMaker
③ 仮想通貨の交換(スワップ)
メタマスク内では「スワップ」という機能を使って仮想通貨を別の銘柄に交換することができます。
スワップを選択して交換した通貨ペアと枚数を入力するだけなので、取引所を使うのに比べて非常に簡単に仮想通貨の交換できてしまいます。


ただし、レートはその時の時価なうえにガス代がかかることに注意しましょう。



急ぎで交換が必要だったり、取引所での交換作業が面倒な際にはメタマスクの「スワップ」機能を使おう!
メタマスクの始め方


メタマスクは誰でも無料で登録できて、登録作業は5分とかかりません。
初心者の方でも簡単に始められますよ。
セキュリティー向上のため、登録後はすぐに秘密鍵を保管する必要がありますので、そこまでの手順をPC版/スマホ版それぞれで解説します。
⇒PC版メタマスクの登録方法へ飛ぶ
⇒スマホ版メタマスクの登録方法へ飛ぶ
PC版メタマスクの登録方法


PCで使用する場合、WEBブラウザにメタマスクを拡張機能としてダウンロードさせます。
メタマスクに対応しているブラウザが限られているため、以下のいずれかを使用してください。
- Google Chrome
- Brave
- Firefox
- Microsoft Edge
- Opera



私のおすすめは広告なしでYoutubeが見れて、ネットサーフィンしているだけで仮想通貨が稼げるBrave だよ!
今回はChromeのキャプチャ画像を使用して説明しますが、どのブラウザでも作業内容は同じです。
それでは登録までの手順を解説していきます。


① 以下リンクからウェヴストアに行く →「Chromeに追加」
⇒メタマスク(MetaMask)ダウンロードページ


② ダウンロード完了後、メタマスクのページが開く →「開始」
※ページが開かない場合、ブラウザ上部のツールバーにメタマスクのアイコンが出ていますのでそちらをクリックしてください。
③ 「同意する」をクリック。


④ 「ウォレットを作成」をクリック。
⑤ 登録するパスワードを入力 →利用規約にチェック →「作成」


⑥ 動画ページが出てくる →次へ」



動画は「リカバリーフレーズは厳重に保管して絶対に誰にも教えるな」という内容。英語なので見なくてもOK!


⑦ 鍵のマークをクリック。
⑧ シークレットリカバリーフレーズが表示される →12個の単語と順番を記録 →「次へ」


⑨ 12個のフレーズを記録した順番通りに選択 →「確認」


⑩ 「すべて完了」をクリック。
これでPC版のメタマスクへの登録は完了です。



登録が完了したらセキュリティー強化のために秘密鍵のバックアップをしよう!
PC版メタマスクの「秘密鍵」確認方法
秘密鍵はリカバリーフレーズと同様にメタマスクの復元に必要になります。
資産を守るためにメタマスク登録完了後は、すぐに秘密鍵を確認して管理しましょう。
それでは確認手順を説明します。


① メタマスクを開く →右上メニューボタン →「アカウントの詳細」
② 「秘密鍵のエクスポート」をクリック。


③ 登録済みのパスワードを入力 →「確認」
④ 赤字の秘密鍵を確認 →コピー →「完了」
コピーした秘密鍵はどこかにペーストして厳重に管理しましょう。



リカバリーフレーズ同様に「秘密鍵」も絶対に他人に教えないように!
スマホ版メタマスクの登録方法


スマホで使用する場合はアプリをダウンロードして登録します。手順はPCブラウザ版と同じ流れです。
まずは自分のスマホに対応したメタマスクのアプリをダウンロードしてください。
⇒iPhone (iOS)アプリ
⇒アンドロイド(GooglePlay)アプリ
今回はiPhoneの画面キャプチャを使用して説明しますが、アンドロイドも作業内容は同様です。


① メタマスクアプリをダウンロード
② 「開始」をクリック


③ 「新規ウォレットを作成」をクリック
④ 「同意する」をクリック


⑤ 登録するパスワードを入力 →利用規約にチェック →「作成」
⑥ 動画ページが出てくる →「開始」



動画は「リカバリーフレーズは厳重に保管して絶対に誰にも教えるな」という内容。英語なので見なくてもOK!


⑦ 「開始」をクリック。
⑧ 「表示」をクリック →シークレットリカバリーフレーズを確認 →12個の単語と順番を記録 →「続行」


⑨ 12個のフレーズを記録した順番通りに選択 →「バックアップを完了」
⑩ 「完了」をクリック。
これでスマホ版のメタマスクの作成は完了です。
登録が完了した後はセキュリティー強化のために秘密鍵のバックアップをしましょう。
スマホ版メタマスクの「秘密鍵」確認方法
秘密鍵はリカバリーフレーズと同様にメタマスクの復元に必要になります。
資産を守るためにメタマスク登録完了後はすぐに秘密鍵を確認して管理しましょう。
それでは確認手順を説明します。


① メタマスクアプリを開く →左上メニュー →「設定」


② 「詳細設定」をクリック
③ 下へスクロールし「秘密鍵を表示」をクリック。


④ 登録済のパスワードを入力 →「次へ」
⑤ 「長押しして秘密鍵を表示」を開くまで長押し


⑥ 秘密鍵を確認 →「クリップボードにコピー」
コピーした秘密鍵はどこかにペーストして厳重に保管しましょう。



リカバリーフレーズ同様に秘密鍵も絶対に他人に教えないように!
PC⇔スマホでメタマスクを同期しよう


メタマスクでは同じアカウントを別々のデバイス(PC/スマホ)で同時に管理することができます。
そのためにはメタマスクのインポートを行う必要があります。



私も家ではPC版を使って、外出時にはスマホ版を使っているよ!
インポートの手順を以下の2パターンで解説します。
⇒PC版をスマホ版へインポート
⇒スマホ版をPC版へインポート
PC⇒スマホにインポート
PC版で作成したメタマスクの内容をスマホ版のメタマスクに同期する手順を説明します。
まずは自分のスマホに対応したメタマスクのアプリをダウンロードします。
⇒iPhone (iOS)アプリ
⇒アンドロイド(GooglePlay)アプリ


① メタマスクアプリを開く →「開始」
② 「秘密のリカバリーフレーズを使用してインポートします」をクリック。


③ 「同意する」をクリック
④ PC版メタマスク作成時に記録した12個のリカバリーフレーズを順番通りに入力
※単語と単語の間は半角スペースを入れます。
⑤PC版で登録したパスワードを入力 →「インポート」
これでアカウントのインポートは完了です。スマホ版のメタマスクの内容がPC版にも同期されました。



仮想通貨・NFTの管理内容は同期されるけど、それをPC版の方でも表示させるにはブロックチェーンやトークンの登録作業が必要だよ!
スマホ⇒PCにインポート
スマホ版で作成したメタマスクの内容をPC版のメタマスクに同期する手順を説明します。
まずはPCブラウザ版のメタマスクを拡張機能としてダウンロードして、メタマスクのページを開きます。
⇒メタマスク(MetaMask)ダウンロードページ
① アカウント作成時と同様の流れでウォレット作成前まで進む


② 「ウォレットをインポート」をクリック。


③ スマホ版メタマスク作成時に記録した12個のリカバリーフレーズを順番通りに入力
④ スマホ版で登録したパスワード入力 →利用規約にチェックを入れる
⑤ 「インポート」をクリック
これでアカウントのインポートは完了です。PC版のメタマスクの内容がスマホ版にも同期されました。



仮想通貨・NFTの管理内容は同期されるけど、それをスマホ版の方でも表示させるにはブロックチェーンやトークンの登録作業が必要だよ!
メタマスク使用時はセキュリティーに注意!


仮想通貨の世界ではハッキングなどの事件が多いため、自分の身は自分で守る必要があります。
メタマスクに関しても以下2点に注意してセキュリティー対策を万全にしておきましょう。
① リカバリーフレーズと秘密鍵の徹底管理
② 信頼できないWEBサイトに接続しない
1つづつ解説していきます。
① リカバリーフレーズと秘密鍵の徹底管理
メタマスクで最も注意すべき点は「リカバリーフレーズ」と「秘密鍵」の管理です。
この2つはPCやスマホが故障した際や、万が一ウォレットの制作会社が破綻してしまった際に、ウォレット内の仮想通貨を復活させられる唯一のパスワードです。
他人に知られてしまうと全資産を抜かれてしまうこともあり得るため厳重に管理しましょう。



あの手この手でリカバリーフレーズを聞き出そうとしてくる詐欺が多いから何があっても他人には教えちゃだめだよ!
安全な媒体に保管する
ネットに繋がっている媒体は控えて紙や写真などで保管しよう!
他人と共有しない
どんなことがあっても絶対に他人とは共有しないこと!
万が一に備える
事故などで保管資料を紛失しても大丈夫なように2つ以上控えを取っておこう!
② 信頼できないWEBサイトに接続しない
メタマスクは様々なサイトに接続できますが、信頼できるサイト以外には接続しないようにしましょう。
詐欺サイトに接続してしまって、全資産が抜かれてしまうという事件はよくあります。



公式サイトかと思って安心して接続したら似せて作られた詐欺サイトだったなんてケースがよくあるよ!
URLの確認
サイト接続前にURLが怪しくないか確認しよう!
公式リンクから飛ぶ
ネット検索ではなくツイッターやディスコードにある公式リンクから飛ぼう!
ブックマークを使う
公式サイトをブックマークしておき2回目以降はそこから接続しよう!
サブアカウントを活用
メタマスクを複数作っておき、信頼度が低いサイトにはサブアカウントで接続しよう
※メタマスクはスマホ版では1つウォレットしか管理できないが、PC版では複数ウォレットを管理可能です。
まとめ


- メタマスクは様々なサービスに活用できる超便利なデジタルウォレット!
- スマホ版/PC版がある!
- 登録は無料で簡単!
- 使用時はセキュリティーに注意!
仮想通貨初心者の方はメタマスクを慣れていないため、最初は使用方法が難しいかもしれません。しかし、慣れればこんなにも便利なものはないと実感することでしょう。
これを機にメタマスクを使いこなしてブロックチェーンゲーム、Defi、NFT売買などWEB3.0サービスを存分に楽しみましょう!
そんな便利なメタマスクですが、まだ対応していないブロックチェーン(ビットコイン、ソラナ、リップルなど)も多くあります。
メタマスクの他にもそのようなチェーンに特化したウォレットもたくさんありますので、チェーンによってウォレットを使い分けられるようになると、より一層WEB3.0の世界を楽しめます。
初心者の方はメタマスクから初めて、徐々にその他のウォレットも使えるようになっていくと良いかと思います。



メタマスクが使えれば他のウォレットも使い方はほとんど同じだよ!